地球温暖化の原因とされているCO2（二酸化炭素）の排出が他の燃料より少なく、SOX(硫黄酸化物）などの有害物質の排出もほどんどないというクリーンさ、また毒性がなく、無味無臭である（*）ということやこの十年間で事故を激減させた安全性、災害時の復旧が極めて早いなどの特徴で、いま注目を集めています。
現在ではご家庭の燃料としてだけではなく、タクシーなどの車両用の燃料や、コージェネレーションシステムによる発電・給湯などのさまざまの分野で活躍しています。
（*ガスもれを感知するためににおいが付けてあります。）
クリーン
酸性雨の原因となるSOx（硫黄酸化物）の排出がほとんどなく、地球温暖化の原因といわれるCO2（二酸化炭素）の排出量も少ないエネルギーです。
安全性
消費者事故は、昭和61年より官民を挙げての安全器具の普及の取り組みの成果もあり、10年で1/10にまで減少し、現在では都市ガスとともに安全なエネルギーといえます。また、LPガスは一般的に毒性がなく、無味無臭です。
（家庭用にはガス漏れ感知のため臭いを付与）
災害時に強い
インフラを使用することなく、利用可能。平成7年の阪神淡路大震災に、LPガスは供給が途絶えることなく、他のライフラインと比べてもいち早く復旧を果たしており、災害・緊急時に強いエネルギーであるといえます。
輸送の容易性
液化すると体積が1/250に減少するため輸送が極めて容易です。そのために全国津々浦々にまで供給されています。
高熱量
発熱量が非常に大きく、都市ガスが1立方メートルあたり、約11,000カロリーなのに対して、LPガスは約24,000カロリーとなっています。
均一性
品質がどの地域においても均一なため、同じ消費器具の利用が可能です。
ガス配送費を削減する独自のロジスティクス「湾岸直送システム」
経由地点を介さずに湾岸基地から直接60キロ容器にLPガスを充填し、20トン平ボディトレーラーでデポ（配送拠点センター）に搬入して消費者へ届けるデポ方式と、湾岸基地から直接消費者へ届ける直送方式があり、いずれも充填所を介さないため、ローリー運賃や充填関係費、工場設備経費の節減に貢献します。
また車両の大型化と同時に容器をアルミ製として軽量化することで、従来費2割増の積載も実現しています。
さらに「ベルシステム」の採用により、基地とデポとでの積み下ろしにかかる時間と労力を削減します。
